犬の散歩を改善!獣医師が勧める散歩に取り入れたい3つのポイント


犬の散歩について考えよう

毎日の「犬の散歩」というイベントは、愛犬にとって大きな意味をもちます。

ですが、愛犬が本当に満足する散歩が

なされていないのが現状です。

実は愛犬が満足する散歩の方法に変えるだけで、

愛犬の問題行動の改善や、病気の予防をすることができるのです。

散歩のしかたで、愛犬との生活が劇的に変わります。

ここでは、愛犬との散歩について獣医学的、行動学的な観点から重要なことをまとめました。

 

犬にとって散歩とは?

犬は本来、群れで行動して、探索して、狩猟するいきものです。

人間社会に溶け込んだ犬たちは、人間の生活スタイルに合わせて行動しています。

しかし、犬にも人間同様、本能や欲求があります。

もちろんそれは人間とは異なるものもあり、犬の欲求も正しく理解してあげる必要があるのです。

正しい散歩をすると、犬の欲求の多くを満たすことができ、

問題行動を減らし、身体の健康を保つことにつながります。

 

散歩に取り入れるべき3つのポイント

それでは、愛犬と飼い主がともに楽しめる散歩のポイントとは何なのでしょうか?

 

【ポイントその1】散歩に運動を取り入れる

犬にとっては、散歩はただ単にウォーキングすればいいというものではありません。

まず大事なのは、歩くだけでは犬の欲求を満たすには遠く及ばないということです。

犬の欲求には運動欲求というものがあります。

元来「犬」は、自然の中で運動するいきものです。

現代の飼育犬のほとんどは運動不足といっても過言ではありません。

特に、毎日散歩をしているからといって運動させている気になってしまっているケースが多く、

それが愛犬の問題行動を引き起こしていることに気づいている方はとても少ないと思います。

人通りの多い道を歩いている時は、しっかり飼い主がコマンドを出す時間にするべきですが、

散歩の折り返し地点では、広場や公園のような場所を選び、愛犬と遊んでスキンシップをとりましょう。

そうすることで、運動欲求が満たされ、飼い主と愛犬との信頼関係が構築されるのです。

ただし、運動は適度に、愛犬の体調や体力を考えて楽しんで運動しましょう!

 

犬の欲求についての詳しいことは、本記事最後にあるリンクからご覧ください。

 

【ポイントその2】散歩に時間の余裕を持たせる

散歩には「マーキング」「探索行動(匂い嗅ぎ)」「排便排尿」の機会があります。

これらをストレスなくできることが重要です。

時間がない状態で散歩するのは良くありません。

たとえば、草むらの匂いを嗅いで探索行動をしているのに、時間がないからといってリードを引っ張ってしまう飼い主さんもいます。

また、排尿を中断させてしまうことも良くありません。マーキングは犬にとっては縄張りを作るための行動です。

探索行動とマーキングはそれぞれ「探索欲求」と「縄張り欲求」からくる行動であり、犬にとって重要な欲求なのです。

欲求を満たすための行動を邪魔してしまわないように、時間にゆとりをもって散歩するようにしましょう。

その方が、飼い主にとっても愛犬にとってもストレスがありません。

 

【ポイントその3】コマンドを出す

放任主義の方は、散歩中に常に自由にさせていたり、

愛犬がリードを引っ張ったりしながら散歩をさせているケースが目立ちます。

これは多くの場合、愛犬の心身に負担がかかっている状態とも言えます。

自由に散歩させていると、飼い主とのコミュニケーションが不足し、いざという時に愛犬を守れません。

指示を出してもいうことを聞かなくなることが多くなります。

また、リードを引っ張っていると、頚(首)を中心として身体に大きな負担がかかってしまいます。

散歩中に愛犬を守れるのは散歩を一緒にしている飼い主しかいません。

愛犬にしっかり指示(コマンド)を出して、愛犬との信頼関係を築きましょう。

 

散歩中のコマンドの出し方について詳しくは本記事最後のリンクを参考にしてみてください。

 

愛犬とは負担の少ない快適な散歩を

愛犬との散歩をルーチンワークとして捉えると、とてももったいないです。

愛犬の欲求を満たす場、喜ばせる場、信頼関係を築く場、飼い主が健康になる場…

散歩にはいろいろな意味があり、役割があります。

毎日行うことだからこそ、負担を少なくして快適な散歩時間にしていきましょう。

 

犬の欲求についてはこちら↓

【犬の気持ちを理解しよう 〜7つの欲求を満たして幸せに〜】←近日公開

散歩中のコマンドの出し方についてはこちら↓

【犬の散歩でしつけする 〜「しつけ」のほとんどは「散歩」でできる!〜】←近日公開