犬が散歩でリードを引っ張る | 引っ張る理由とたった一つの解決法


犬が散歩で引っ張る癖がある…

 

愛犬とはどのような散歩をしていますか?

 

よくある悩みが

「愛犬がリードを引っ張ってしまう」

というものです。

 

リードを引っ張ると、飼い主さんは負担に感じるでしょう。

 

しかし、実は愛犬にも相当な負担があります。

 

それではなぜ愛犬はリードを引っ張ってしまうのでしょうか

 

ここでは、愛犬が散歩中にリードを引っ張って歩いてしまう理由と、たった一つの効果的な解決法をご紹介します。

 

 

 

犬がリードを引っ張るのにはワケがある!

 

愛犬がリードを引っ張るのには必ず理由があります。

 

でなければ、わざわざ足腰や首に負担をかけてまで、リードを引っ張りません。

 

では、なぜ犬はリードを引っ張ってしまうのでしょうか?

 

・好奇心旺盛で先に行きたい。

・飼い主より立場的順位が上で、先に行きたがる。

・目の前に他の犬や興味を示す物体がある。

 

これらも理由としてはあげられるでしょう。

 

しかし、最も多い理由はこれらではありません。

 

 

犬はリードを引っ張ることを学習している

 

犬は学習するいきものです。

 

もちろんその中には飼い主の意図しない学習もあります。

 

リードを引っ張るという癖も、多くはこの誤った学習にあります。

 

リードを引っ張れば「散歩に行けるんだ」という誤った学習をしてしまっているのです。

 

毎日自由に行きたいところに行かせながら散歩していると、

早く先に進みたいとリードを引っ張り、

興味のあるところに急いで行きたいと飼い主を引っ張ります。

 

そうでなくても、飼い主より愛犬の歩くスピードが早ければ、当然引っ張りながら散歩をします。

 

毎日リードを引っ張りながら散歩をすることで「リードを引けば散歩をしてくれる。」と覚えてしまいます。

 

毎日引っ張りながら散歩をさせると、その行動が強化されてしまいます。

 

引っ張っていて飼い主が叱っても、いつも引っ張っている状態で散歩しているので、

何に対して怒っているのか愛犬にはさっぱりわからないので、

強化された引っ張り癖を直すことは難しいのです。

 

行動学的な観点でいうと、「オペラント条件付けの負の強化」とも言えます。

 

 

 

引っ張り癖は健康を脅かす

 

引っ張り癖がついてしまうと、愛犬にさまざまな健康被害をもたらします。

 

首(頚)には気管や食道、

甲状腺などの器官があり、

圧迫されることで障害を負うことがあります。

 

また、頚椎や胸椎、腰椎など、背骨に関する疾患のリスクも上げてしまいます。

 

そして何より、愛犬や飼い主の精神的な負担が大きくなり、信頼関係も失ってしまうことになりかねません。

 

 

 

脚側歩行(きゃくそくほこう)を覚えて引っ張り癖を解消しましょう

 

引っ張り癖を解消するたった一つの方法、それは「脚側歩行を覚えさせること」です。

 

脚側歩行とは、厳格に言えば飼い主の隣にいる状態で並行して歩行するものですが、

広義ではある程度飼い主の前後を歩き自由はあるけれど、飼い主のリードを引っ張ることなく、

いざ指示を出した時にはすぐに従うといった歩行様式をいいます。

 

愛犬がリードを引っ張る時や、飼い主の前に出てしまう時には、

すぐに立ち止まって「座れ」「待て」などの指示を出します。

 

指示に従ったら褒めましょう。

 

「NO」などの禁止の言葉があるのであれば、引っ張った途端に使うのも効果的だと思います。

 

でも、決して怒ってはいけません!

 

これらを繰り返すだけで多くの犬は引っ張り癖が直り、脚側歩行を覚えてくれます。

 

「放任主義」の飼い主さんも多くいらっしゃいますが、

散歩に限らず「リーダーシップ」をとってあげることで愛犬も飼い主も快適な生活を送ることができるのです